プリキュア達の名前の由来。〜考察と比較〜

なかけん。です。


今日の「スマイルプリキュア!」の放送の中で、プリキュア達各々の命名の由来が出てきましたね。
実は先週の放送で次回予告を見た後、Twitter上で、プリキュアに変身する娘達は一体どんな由来で名付けたのだろうかとふと思いたち、既に公表されている者も含め、またASNSに出てきた坂上あゆみちゃんも含め、全員分考察しました。

では、伝説の戦士・プリキュア達29人の"変身前"は、一体どのようにして名付けられたのか。
Twitter上ではスマイル組からランダムに遡っていきましたが、ブログでは初代から順に並べています。スマイル組に関しては、考察と実際の放送とを比較しました。中国語版での漢字表記というのは、中国語版ウィキペディアに書かれてある漢字表記のことを指して参考にしました。
また、名前の意味に関しては、辞書で引いたものの他、一部の名前はYahoo!知恵袋などでの回答や個人ブログなど、ウェブサイトで書かれていたことも参考にさせて頂きました。
なので、かなり引用になってしまいますが、ご容赦頂ければ幸いであるとともに、楽しんで頂ければと思います。




《無印/Max Heart

美墨なぎさ→漢字表記は「渚」。川・海・湖などの波の打ち寄せる所という意味。由来としてよく使われるのが、波打ち際のように我が子の元に集まってくるという意味で付けた親がいたようなので、多分それではないかと思われる。


雪城ほのか→漢字表記は「穂乃香」。文字通り、稲穂の香りという意味。普通にひらがな表記の方が優しいイメージかと。中の人(ゆかなさん)もそうですが。


九条ひかり→漢字表記では「光」。、心に希望や光明などを起こさせる物事、容貌・容姿のまばゆいばかりの美しさの意。前者と後者の意を合わせて名付けられたのではないかと推測。


《Splash Star》

日向咲
→春のこと。また、笑うという意味もあり、いつも笑っている子でいて欲しいという意味を込めて名付けている親も多い。


美翔舞→元々は「無」という字であり、人がたもとをひるがえして舞っている様子を表したもの。しかし、「ない」という意味に使われるようになったことから、両足のことを表す「舛」が付け加えられた。


《5/5GoGo!》

夢原のぞみ→中国語版での漢字表記は「望美」。読んで字の如し、希望溢れる美しい女の子になって欲しいという意。希では少ないという意味らしく、希望は「叶うことの少ない望み」という意味になるんだとか。


夏木りん→中国語版での漢字表記は「玲」。玲は、玉や金属が触れ合って美しく鳴る音を表した字なのだとか。その音色からの転用で、透き通るように美しいさま。


春日野うらら→中国語版での漢字表記は「麗」。読んで字の如し、麗しい、麗らか、形が整って美しい。文章・音楽・絵画などの表現がはなやかで美しいこと。また、そのさま。


秋元こまち→中国語版での漢字表記は「小町」。劇中では名付け親は姉のまどかで、実家の和菓子屋の名前が由来となっているが、名前としては、平安時代歌人小野小町」が絶世の美女であったとの伝説より、美しい娘のことを「小町」と呼ぶから。


水無月かれん→中国語版での漢字表記は、「香戀」(香恋)。香は美しい色つや。恋は切ないまでに深く思いを寄せること、土地・植物・季節などに思いを寄せることという意味。


美々野くるみ→中国語版での漢字表記では「露米」。露はつゆと読まずあらわと読むと、『気持ちなどを、隠さずに公然と示すさま。はっきりしているさま。露骨、明白。』の意。露米だけだとロシアとアメリカになってしまうので注意。


《フレッシュ》

桃園ラブ
→中国語版での漢字表記は、「愛」。由来は第28話にて亡き祖父の源吉より、『愛情を込めて畳を作って来たように、愛情を持って将来何かを成し遂げる子になってほしい。英語なのは愛よりラブの方がもっと広い世界で通用すると思ったから。』


蒼乃美希→読んで字の如し、希望を持つ美しい子供になって欲しいという願いからだろうと推測。


山吹祈里キリスト教主義学校に通わせていることから、いつも神様にお祈りしながら、すべてのものを愛せる優しい子供に育って欲しいと名付けられたのではないかと推測。


東せつな→中国語版での漢字表記は、「刹那」。仏教語で時間の最小単位を意味する。また、「刹那という極めて短い時間を大切に生きよ」という教えがある。


《ハートキャッチ》

花咲つぼみ→中国語版での漢字表記は、「蕾」。蕾は、まだ開いていない状態の花のことから転じて、前途有望な若者も指す。


来海えりか→中国語版での漢字表記は、「繪理香」(絵理香)。元々、花の属名「エリカ属」(ツツジ科で花言葉は謙遜や幸福な愛)から来ていると思われるが、アメリカでの女子名Erica 〔エリカ〕から漢字に当てたのではないかとも解釈できる。


明堂院いつき→中国語版での漢字表記は「樹」。名前としては、大地に根を張って孤高に気高く枝を茂らせる一本の木のイメージから、子供に名付ける例がある。


月影ゆり→中国語版での漢字表記は、「百合」。現代では女性の同性愛をイメージするかもしれないが、元々はユリ属の多年草の総称。また、「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」と美人の姿を形容することから名前としても使われる。



《スイート》


北条響→父母の職業に由来して名付けられたであろうと推測。我が子を世界に響かせるという想いで名付けられたのだろうか。


南野奏→楽器をかなでるというだけでなく、成果を得る、成し遂げるという意味がある。見た目は柔らかく優しいイメージだが、持つ意味が力強いので、名前"勝ち"している。


黒川エレン→中国語版での漢字表記では、「艾蓮」(英蓮)。そのままだと、イギリスの蓮(ハス)という意味になるかと思われるが、名付けの漢字としては、落ち着きがあって、周囲の人達と連携しながら着実に成長して花を咲かせる意味なんだとか。蓮の花は泥の中から咲く花らしく、どんなに嫌なことがあっても、それこそ泥にまみれるようなことになっても、まっすぐ穢れのない花を咲かせる潔さ、清廉さを持っている。


調辺アコ→中国語版での漢字表記は、「亞子」(亜子)。「亜子」ば古くからある、我が子という意味の言葉。劇中で父のメフィストがアコのことを溺愛していたことから、まさに一生をかけて我が子を愛そうという意で名付けられたのではないか。


《スマイル》

星空みゆき
放送前:中国語版での漢字表記では「幸」。幸福が訪れるように、幸せを祈って、産まれたばかりの我が子に育代さんは贈ったのだろう。
第19話:不正解。劇中ではみゆき自身が発表の際、『どんなに辛くても幸せを見つけられる子供になって欲しいという願いが込められているそうです。』と話していた。あかねからは、正に名前通りに育っていると言われていた。


日野あかね

放送前:中国語版での漢字表記は「茜」。生まれた時に実家のお好み焼き屋の店名にしたとあるが、茜色の空はとても綺麗で温かい気持ちになるから、茜色の空のように温かい心を持つ子供に育って欲しいと大悟さんが命名したのだろう。
第19話:正解。放送前の推測は当たったが結果的には後付けで、あかね自身は帰り道の際『呼びやすいように、あから始めてあかねやで。』と言っていた。


黄瀬やよい
放送前:中国語版での漢字表記は「彌生」。3月に生まれた以外だと、旧暦の日本語の語感の美しさや、いよいよ生い茂るという意味もあるので、後者で父が名付けたのだろうか。
第19話:不正解。劇中では父の猛烈な推しで「やよい」にすると言われ、クラス発表の歳でも私の考察のような由来も匂わせていたが、実際には生まれたばかりの顔をじっと見ていたら思い浮かび、母の名前である「ちはる(漢字表記では千春)」と同じように、父はやよいにも母のような優しい人になって欲しいと願って「やよい」と名付けられた。


緑川なお
放送前:中国語版での漢字表記は「直」。真っ直ぐなさま、正直ななどの意味があるが、やはり真っ直ぐに生きて欲しい、素直で優しい子供になって欲しいというのが命名由来として妥当だろうか。
第19話:正解。なお自身は帰り道の際、『俺の願いはただ一つ!真っ直ぐな子供に育って欲しい。だから一直線の、なお!!』と話していたので正解。


青木れいか

放送前:中国語版での漢字表記は「麗佳」。「美人」は3番目に美しい人であり、その上に「佳人」「麗人」とあるので、名前通りに欲しいという意味を込めているのだろう。実際、名前負けしていないのが凄い。
第19話:不正解。更に漢字表記は劇中で「麗華」となっていた。れいか本人は発表の際、『花のように麗しく美しい心を持った子になるようにとお祖父様が付けて下さいました。』とのこと。


《オールスターズNewStage》

坂上あゆみ→中国語版での漢字表記は、「歩」。読んで字の如し、日々一歩一歩進んで成長していく子供になって欲しいという願いが込められているのではないかと推測。



ということで、いかがでしたでしょうか。
スマイル組に関しては、予めやよいのみならず、全員名前の由来を推測しておいて助かったなと感じました。
また、実際の放送と比較して、当たったか外れたかだけでなく、そういう別の意味合いもあるんだな、なるほどなと感じました。
もし自分に子供が生まれた時、参考にしたいなと感じました。

私の本名はTwitterのアカウントにも英語表記でそのままあるのですが、名前はHNでアカウント名が本名なのも、自分の名前を付けてくれた両親に対して感謝の意を持っているからです。
特定される危険があるなど反対意見もあるでしょうが、私はそういうことは関係ありません。
成長して生まれた頃の話を母に聞いて、自分の名前を大切にしようと感じたこと、そして本名由来のあだ名である、現在の「なかけん」というHNにも、小学校時代から長らく呼ばれ続けたので愛着があることから、この名前にしています。
今回の放送をご覧になって、自分は名前勝ちしているとか負けしているとかではなく、どのような想いで名前をつけてくれたのか、そして実際に親からのエピソードを聞いて、自分の名前の意味の大切さを感じ取った方もいることでしょう。例え今は名前負けしていると引け目を感じていても、そのように願って名付けてくれたのだから、これからは名前に通ずるような生き方を歩んでいけば名付けてくれた親への恩返しになるのではないかなと思います。


ではでは〜。