フジテレビ抗議デモとモラル。

なかけん。です。



フジテレビを頻繁に取り上げているなら、この話題も取り上げないといけませんね……。
視聴者として、無視できない問題ですから。


これまでも既にブログで取り上げたように、1991年から現在まで20年間フジテレビを見てきていますが、河田町からお台場に移転した後のフジテレビは、すっかり変わってしまいました。
良い方向ではなく、悪い方向に。

既にインターネットニュースなどで何度も取り上げられたり、ウィキペディアの項目にも書かれているように、昨今のフジテレビは、自国日本よりも韓国を優位にした報道をすることが目立ったり、現在でも韓流ドラマを放映したりと、韓流偏重な姿勢が非難を浴びて、高岡蒼甫氏のツイート騒動も相俟って、ついにはお台場フジテレビ本社前で何度もデモが行われるなどの行動がなされるまでになりました。

このことを受けて、フジテレビからは、以下のような回答が示されました。



最近フジテレビに寄せられたご質問、ご意見について、正しい情報、状況をご理解いただくために、以下ご説明させていただきます。
(中略)

<編成方針および番組制作について>
○フジテレビでは、放送法に定められた自社番組編成の編成権を堅持した上で、広く視聴者ニーズにお応えできるような番組制作・編成を行っております。韓流ドラマが多いのでは?というご批判がありますが、韓国制作の番組やアメリカ制作の番組も含め、どのような番組を放送するかは、総合的かつ客観的に判断し決めております。
○また、グループ会社が音楽著作権を所有している楽曲を、番組やイベントなどで使用し宣伝行為を行っているというご意見がありますが、グループ会社の楽曲かどうかではなく、番組やイベント内容に適した作品を使用しています。上記の番組編成、制作方針同様、制作の自主性を重んじ、より良い番組作りのために効果的な楽曲を使用するという基本方針を大事にしております。

<スポーツ中継の表彰式の放送について>
○スポーツ中継では、リアルタイムで制作し放送するに当たり、次々に入ってくる膨大な映像、情報を処理するための判断、作業が要求されます。その結果、番組の放送時間の制約、もしくは映像や情報の入ってくるタイミングなどで、放送できない情報が出るケースもあります。
フジテレビが近年毎年放送している『世界フィギュアスケート選手権』で、日本の国旗掲揚、国歌斉唱シーンの放送が意図的にカットされているのではないかというご指摘があります。
これについては、過去5大会のうち、3大会(2008年、2009年、2011年)は放送をしています。2007年と2010年は競技の模様を優先し、優勝者へのメダル授与シーンのみを放送しています。これは、あくまでも放送時間および番組構成上の理由であり、それ以上の意図はありません。
他のスポーツの国際大会の放送で同様のことがある場合も上記と同じ理由によるものです。

<FIFA主催のサッカー中継における表記について>
○フジテレビでは、FIFA(国際サッカー連盟)公認の試合を放送上で表記する場合、FIFAの公式ホームページに表記されている正式大会名称に則った番組タイトルとして、ホーム&アウェイの関係から開催国(ホーム)を前に、対戦相手国(アウェイ)を後に表記するのを基本として来ました。
○2010年10月12日のサッカー日本代表の親善試合、対韓国戦についても、韓国で開催されたため、FIFA公式ホームページでも国際親善試合「韓国対日本」という名称となっており、JFA(日本サッカー協会)の公式リリースも同じ順番の表記となっています。
なお、10月4日、5日のスポーツニュース番組「すぽると!」では「韓国対日本」を略す形で「韓日戦」とコメント及び表記をしておりましたが、これに対して多数のご批判を頂きました。これは上記の理由から使用したもので他意はありません。
尚、現在では一般に馴染みのある「日韓戦」と言う表記も使用しております。

以上、皆様には、より一層のご理解をいただきたく、何卒よろしくお願い申し上げます。
フジテレビジョン
(以上、フジテレビジョン公式サイト「フジテレビから皆様へ」より引用、2011年9月24日閲覧)



上記の公式からの回答を受けて、「納得できない」などの声が多数上がっており、8月21日には前述した本社前で延べ5300人にわたる参加者によるデモが行われました。
また、前述した俳優の高岡蒼甫氏以外にも、片山さつきさん(議員)や中田宏氏(元横浜市長)や田母神俊雄氏(元航空幕僚長)や江川紹子さん(ジャーナリスト)、更にタレントの浜村淳氏や田村淳氏やふかわりょう氏など多くの著名人のTwitterからも、このことに関しての意見が述べられていますが、当のフジテレビ代表取締役社長である豊田皓氏は定例記者会見にて「ツイッターは個人の意見だと思います。個別のご意見にコメントすることはないと思いますので、申し訳ないですがコメントしません。」と述べていました。



では、これは完全に一個人の意見に過ぎませんが、私からも意見を述べさせていただきます。


まず、冒頭にも述べたように、フジテレビジョン(以下フジテレビ)は1997年3月10日に本社を新宿区河田町から港区台場に移転して以降、この韓国偏重の傾向も含めた「不祥事」が相次いでいます(お台場に移転した当初から韓国寄りだったというわけではありません。)し、実際にやはり見ていて上記公式見解とは矛盾している点もあり、局全体が韓国寄りに偏重してきているのではないか、また韓国偏重以外にも、近年の傾向として社員のモラルが低下しているのではないかと思います。

公共電波を預っている一テレビ局として、またフジテレビは民放テレビ局の中では国民にも影響力の高いテレビ局ですから、これらの「不祥事」が頻繁に起きているということは、許されないことであるし、一視聴者として見過ごすことのできない事態であります。
これは、私の中では、過去に系列局で起きた「捏造事件」(関西テレビ放送の「発掘!あるある大事典Ⅱ」)や「セシウムさん問題」(東海テレビ放送の「ぴーかんテレビ」)と同じようなレベルにまで達しています。
在京キー局のフジテレビも、ここまで凋落したのか……そう落胆せざるを得ません。


まず、「韓国偏重」についてですが、これはふかわりょう氏と似たような意見になってしまいますが、やはり実際にお金をもらっているのではないか、また公式見解には「外国人持ち株比率」の件に関して書かれてもいますが、韓国の持ち株比率が多いからJ-POPよりもK-POPを流している、楽曲権利を持っているということになるのではないでしょうか。
ただ、本当のことはわかりませんし、あくまでもフジテレビの番組を見た上での傾向として、一視聴者の立場から「推測」しているに過ぎないので、決め付けたら実際には違っていたということもありますので、断定はできません。
しかし、一放送業者が公共電波を使って、韓国寄りの報道をしたり取り上げたりしているということは、フジテレビは私利私欲に走っているのではないでしょうか。「視聴者のニーズがあるから」などと言われても、幾ら何でも取り上げすぎなのではないかと思いますね。

フジテレビを批判している方々に関してですが、ちょっと行き過ぎているのではないかと思います。
実際にデモとして行動したり、フジテレビ側に対してクレームするようなことも、私としては理解できることです。一視聴者の立場から決め付けるのは良くないという見方もできますが、番組を見た上でそう感じるなら決めつけてもおかしくはないと思います。
ただ、大口スポンサーである花王の製品を買わないと不買運動を起こすのもどうかと思いますし、またYouTubeの動画でよく見られるのですが、フジテレビの韓国報道問題とは関係のない動画、例えば1997年3月9日にフジテレビが河田町からお台場に移転する際に制作した、河田町時代最後の特別クロージングが収められた「フジテレビ河田町最後の日」などで、「フジテレビはお台場という韓国領に移転した〜」云々などのコメントはして欲しくないですね。
問題が起きる以前のことですし、実際に内容とは全く関係のない動画にコメントして問題を飛び火させて欲しくないですし、純粋に動画を楽しむことができないので、変なコメントは書かないでください。


次に「社員のモラル」に関してですが、これはかねてから取り沙汰されていることではあります。
しかし、東日本大震災の会見中継の際に「ふざけんなよ。また原発の話なんだろ、どうせ」「笑えてきた」「くそだよ」などといった音声が漏れていた件に関しては、流石のフジテレビであっても、非常に不快な思いをしましたし、フジテレビの広報部からは「音声機器のトラブルによるものであり、誤解を招くような発言が外に出たのは反省している。」とコメントしていましたが、いくら何でも「音声機器のトラブル」どころの問題ではありせんし、このような些細ながらも発言が漏れたことに対して、これも公共電波を預かって放送しているという放送業者としての意識が欠けていると思います。


前述した系列局の不祥事もそうですが、昨今のフジテレビ、いやFNN系列局は「非常に乱れている」と感じているというのが、正直なところです。「おふざけ」と「不祥事」は違います。
企業でも、個人でも。やっていいレベルと悪いレベルがあります。
バラエティ番組で会見ネタをやってておちょくっているのなら、まだ理解できますが、幾ら何でもバラエティのノリでニュースはやって欲しくないですね。いや、それ以前の問題ではありますが。


幾らデモという行動を起こそうが、クレームをしようが、耳を貸さないフジテレビ側も非常に問題がありますが、果たして収束するのかどうなのか…。
それでもフジテレビを視聴をするかしないか、スポンサーの製品を買うか買わないか……。
ただ、フジテレビの番組全部が全部韓国ではないので(比重は可笑しいですが。)、幾ら何でも洗脳されるのは言い過ぎでじゃないかと思いますけどね。洗脳されると思うのなら見なければいいだけの問題ですけどねぇ……。

う〜ん、難しいところです。