教会の会堂の話。

なかけん。です。
今回は内輪的な話ですが、私が通っている教会の会堂の話でも。


企業の建物とは違って、教会の会堂って献金で集まらない限り、建て替えできないんですよねぇ…。
今年、現在の会堂が建ってから30年、竣工時からは31年が経ちますが、昨日の礼拝後に行われた全体集会で、現在の会堂は建築基準法(新耐震)が定められる1981年の前年に竣工された建物であるため、現在の建築基準法(新耐震)の耐震基準に満たないということが発覚しました。
当時の構造計算書が紛失したので不明だなんて話もあったりして、現在の建物で改修工事を行って本当に大地震にも耐えうる建造物になるのかどうか…。
そして、東日本大震災帰宅困難者が出ましたが、前述した経緯のため帰宅困難者が受け入れられないという結果になってしまったようです。
不特定多数の方々を受け入れるという立場にある教会なのに、このような結果になってしまったというのは大変残念に思いました。
私としては、改修工事して欲しいと思いますし、何れは4代目の会堂に建て替えてくれればなと思います。そんな簡単に提案できる話ではありませんが。


ベクトルが違いますが、企業の建物だと、大体30年ちょっとで建て替えや移転になるケースが多いですね。
例えば東京のフジテレビでは1959年3月1日に開局してから38年(1997年3月10日)で新宿区河田町から港区台場に移転しましたし、大阪の朝日放送(テレビ朝日系のテレビ局)は初代の大阪テレビ放送から使用していた堂島社屋から移転した1966年6月1日から42年(2008年6月23日)で大淀南からほたるまちに移転しました。

教会のホームページでは「戦時中に会堂焼失」「戦後に会堂再建」とざっとしか書かれていなかったので、所持している60年史の本を出して探して確認したところによると、初代の会堂は1934年10月3日〜1945年5月25日(10年7ヶ月)、2代目は1949年7月17日〜1980年12月28日(31年5ヶ月)まで使用されていました。現在の3代目は1981年11月29日から使用されていますので、今年の11月29日で30年になりますね。

企業の社屋と教会の会堂は違えど、
何れにせよ、将来的に会堂建て替えの話は、今後10年以内に出てきそうです。
少なくとも、2代目の会堂よりかは長持ちはしそうですが。