半年と10年。

なかけん。です。


2011年9月11日は、
東日本大震災から半年、
…そして、アメリカ同時多発テロ事件から10年となる日です。
半年違いの同じ11日という日に起きた、どちらも衝撃的な事件でありました。


まずは、2001年9月11日に起きたアメリカ同時多発テロ事件
当時11歳、つまり小学5年生の時でしたが、まだ憶えています。
世界貿易センタービル(ワールドトレードセンター)やペンタゴンに飛行機が突っ込んだ時、テレビをつけたら衝撃的な光景を目の当たりにして、言葉を失いました。

2011年3月11日に発生した東日本大震災では、当時祖母・妹の3人で自宅にいましたが、5分という長い時間大きい揺れが続いたので、マンションが崩壊するのではないかと本当にパニックになっていました。逆に妹はかなり落ち着いていましたが、それでもここまで長く揺れを感じるといった経験がなかったので、とても怖かったです。
そして、テレビをつけてみたら、壊滅的な被害に遭った東北地方の映像が繰り返し流されているのを見て、同じく言葉を失いました。特に陸前高田市名取市のビニールハウスが連なった田園風景や高速道路を走行している車が濁流に飲み込まれていく光景は、アメリカ同時多発テロ事件と同じような衝撃を受けました。


ニューヨーク市マンハッタンの復興、東北地方の復興…。
本当、大変な道のりになるのではないかと思います。

日本では、現在も「がんばろう!日本」とか「ひとつになろう!日本」なんてメッセージが盛んに言われていますが、当の被災地にいる被災者はそんな頑張れとか言われても、そんな気持ちになれる余裕はない、どう足掻いても頑張れる気持ちではないという方々がいらっしゃることだと思います。
私たちも、何か役に立ちたいと思っても、どうにもできないことだってありますし、例え募金したとしても、募金した先が被災者に直接行き渡らないという現状もあります。
昨日まで私の大学で被災地に出向くというプログラムがあり、それに参加した私の友人が帰ってきました。
友人は宮城県の方にいったようなのですが、当たり前ですがまだ瓦礫などが散乱していたりもしていましたが、大分片付いていたとのことでした。大谷海岸にも行ったそうですが、以前は砂浜が存在していて綺麗な場所だったのですが、現在は砂浜が消失していて、また近くに線路も走っていましたが復旧計画の見通しが立っていないとのことでした。

今、アメリカ同時多発テロ事件の事件現場である世界貿易センタービル跡地、通称グラウンドゼロでは、2013年〜2015年の完成に向けて、新しい世界貿易センタービル群「ワールドトレードセンター・コンプレックス」が建てられていて、現在「1 ワールドトレードセンター」が建設中です。
今年中には、「ワールドトレードセンター・コンプレックス」内に、「国立9.11記念碑・博物館」が完成予定なんだそうです。


亡くなられた遺族の方々を思うと心が痛み、何て声をかけたらいいのか、言葉も見つかりません。
改めて亡くなられた方々に対して哀悼の意を表すとともに、現地に対しても着実に復興して欲しいということを願うばかりです…。