\アッカリ〜ン/。

なかけん。です。


さて、今期アニメは当初は11本と、各クール毎の視聴本数としては史上最多だったのですが、次々と切る作品が増えていき、結果的には6本に絞られました。
因みに、現在視聴中のタイトルは「ゆるゆり」「ロウきゅーぶ!」「異国迷路のクロワーゼ」「THE IDOLM@STER」「快盗天使ツインエンジェル 〜キュンキュン☆ときめきパラダイス!!〜」「森田さんは無口。」です。



その中で、特にハマっているのがゆるゆりです。
ゆるゆりは、なもりさん作の漫画が原作となっていて、一迅社コミック百合姫にて連載されています。コミックは7巻まで発売されています。
七森中学校にある「娯楽部」に所属する赤座あかり、歳納京子、船見結衣、吉川ちなつの4人の女の子と、娯楽部を取り巻く生徒会の女の子達が織りなす日常生活を描く物語です。
らき☆すた」や「けいおん!」に次ぐ日常系アニメなのですが、こういった日常系アニメも魔法少女と同じく好きなジャンルなんです。設定や伏線いらずで、何も考えずに頭を使わずに見ることができますし、派手さはなくてもキャラクターの魅力で補えますからね。

そんな「ゆるゆり」は、一言で言えば、タイトル通り「ゆるい百合」
とは言っても、ただ単に萌えと百合だけではなく、キャラ立ちとキャラクターの性格あってのギャグシーンが面白いんですよ。
先述した「らき☆すた」や「けいおん!」更には「かなめも」のようなひらがな4文字タイトルに、両者とも学校を舞台にして、女の子4人組が仲良しで、日常的…と一見ありきたりな感もありますが、前者2作品との相違点はここなのではないでしょうか。
また、タイトルに百合とあっても、そこまで性的に濃いような描写はないので、男女ともに楽しめると思いますよ。

今回自分が言いたいのは、「ゆるゆり」という作品ではなく、キャラクターについてです。

ゆるゆり」の中で、自分が一番好きなキャラクターは、『主役』『主人公』赤座あかりちゃんです。
なぜ『』付にしているかというと…
あかりちゃんは、第1話の段階で、早速部員達から空気宣告されて「特徴がないのが特徴」と言われてしまって逆に変な特徴をつけられたり、(原作コミックでは2巻表紙から酷い扱いを受けているようですが)アニメでも第2話のアバンから酷い扱いを受けていて、アバンの方も次第にエスカレートしていきます。


ゆるゆり」冒頭のアバンタイトルより。
皆「\アッカリ〜ン/」あかり「はーい!ゆるゆり、はっじまるよ〜」(第1話〜第7話まで)
第1話は普通なのですが、第2話以降は…?
7話では、カメラに顔面強打してしまって…かわいそうです。(´;ω;`)

こういう不憫な主人公ってツボなんですよね。今までのアニメであまり見てこなかったので、こういう子は斬新ですね。
つい「頑張れあかりちゃん、負けるなあかりちゃん」って応援したくなってしまいますし、毎回思わずかわいそう(´;ω;`)…と思って慰めてやりたい気持ちになってしまいます。原作やアニメだけでなく、関連商品での店頭での扱いは流石にやりすぎだと思いますが…。

あかりちゃんについて補足すると、「ゆるゆり」の登場人物は殆どお互い誰かとくっつきたいという百合感情があったりキャラクターが濃かったりしますが、彼女達と比べてしまうと、あかりちゃんはそのような感情もなければキャラクターも薄いです。
しかし、実は妄想に耽って鼻血を出している千歳に対してティッシュを差し出したり、怪我した櫻子に対して絆創膏をあげたり、と他人を思いやる心優しく気の利く女の子なんですね。まぁ、良い子さ故にぞんざいに扱われてしまうのですが…。

でも、あかりちゃんって、視聴者の保護欲を掻き立てるキャラクター造形なのかもしれません。保護欲を掻き立てるキャラクターであるにしても、そこまであざとくはないので上手い作り方だと思い、感心しますね。
最初は原作を知らないので、第1話の通りただ空気で不憫なキャラなのかなって思っていたのですが、ただ不憫で空気なキャラなのではなくて、実は一番目立っていて、冒頭に出てきてオチで笑いとしておいしいところを持っていきますし、娯楽部としてもなくてはならない存在なんです。
アニメだと、そこまで空気ではないと思うのに、キャラクターの設定上無理矢理空気キャラクターにしている感もありますけどね…。キャラクターソングでも、曲はいいのに歌詞が不憫


まぁ、そんなこんなで今期アニメに出てくるキャラクターの中でも、何だかんだで一番好きなのはあかりちゃんですね。はい。(笑)