【日曜朝8時30分枠アニメ視聴15周年】序章 日曜学校を犠牲にしてまで見る理由。

なかけん。です。


本日から、書く予定としていたコラムシリーズを正式に始めます。
カテゴリー自体は「コラム集」となっていますが、以前にも書きましたがいくつかあって、一つ一つのタイトルが長いです、
記事名では、分かりやすいように冒頭に【】に括って略して書いていますので、参考にしてください。




さて、記念すべき第1弾は…
日曜日の朝と言えば、自分の中ではまず教会に行くことではないですね。
もうお分かりですね。
そうです、アレです。コレです。
題して…





ずっと、教会に行く前に見ている。
――ABC・テレビ朝日系日曜朝8時30分アニメ15年の軌跡
〜「夢のクレヨン王国」から「スマイルプリキュア!」まで 1997-2012〜

まるでの書籍のように、タイトルが長いですね。
タイトルは短くしようと思えばできたのかもしれませんが、殆ど教会に行く前にリアルタイムで見てきていること、教会に行く前に見る番組の中でも8時30分アニメが一番歴史が長いこと、そして視聴開始時から現在放送中のタイトルまで見ていて、最後に視聴開始年から現在まで…と、どの要素も入れたかったので、こんなに長くなってしまいました。

今まで、しつこいぐらいに話題にしてきました。
もういいよという人もいるでしょう。
でも、自分としては、15周年となるこの2012年に改めて振り返ってみたいんです。
今までは総まとめ的な感じで書いてきたのかなと思いますが、今回は違います。
今回は枠内で視聴してきたアニメの1作1作の思い出とともに、振り返っていきたいと思います。

この序章、以下に書かれているのは既に何度も取り上げている話題が殆どなので、見たことがある方は無視してしまって構いません。
後半には、これまでの日曜朝アニメは何があったかとか、歴代アニメの記録やら色々と雑多なことになっていますが、へぇ〜とかふ〜ん程度で流してしまって構いません。



【通っている教会とは??】

何度もブログでは語っていますが、改めて私は、クリスチャンであり毎週日曜日に教会に通っています。
私が通っている教会では、8時45分から10時までの日曜学校の時間、10時以降の大人の時間(?)と大別できます。
日曜学校は8時45分からの朝の礼拝に始まって、9時15分頃からの聖書の箇所を学年ごとに詳しく学ぶ分級の時間で終わりです(近年は幼稚科の分級や高等科の分級が大人の礼拝後に持たれています)。10時からの大人の礼拝、礼拝後は所属団体の例会と時間が分けられています。
大人の礼拝は、親子で参加することが可能で、子供は大人と一緒に礼拝を聞くことになっています。一昔前は、大人の礼拝がやっている間は、みんなで遊んだり近くのローソンやゲオに出かけたりもしていましたが、現在は教会外に出ることは禁止になっているようです。

日曜朝8時30分アニメを見るにあたっては、タイトルにもあるように教会の存在が欠かせないわけなので、私が通っている教会の説明を入れました。
大体こんな時間構成になっているわけですが、じゃあ何で朝8時30分アニメを見ているんでしょうか。
殆どが録画ではなく、リアルタイムで見ているのですから、見終わった後に行っても、日曜学校はとっくのとうに終わっています。本来であれば、全く出席できないはずですよね。
礼拝の開始時刻は着けないですし、事実日曜学校には殆ど遅刻しています。


【日曜朝8時30分アニメを見るようになったきっかけ】
先述しましたが、日曜学校に間に合いたいなら、録画すればいいじゃないかというのは当然ですよね。
しかし、母が厳しいんです。テレビはアンタのものじゃないんだから、アニメの録画は禁止だと言って聞かなくて、許してくれなかったんです。リアルタイムで見ざるを得ない状況だったんです。
事実として、少なくとも記憶や自宅にあるビデオの中で録画が確認されているのは「おジャ魔女どれみドッカ〜ン!」の一部回ぐらいです。

夢のクレヨン王国」が始まる前までは、日曜の朝というと、いつもスーパー戦隊シリーズメタルヒーローシリーズを見ていました。(メタルヒーローシリーズは「燃えろ!!ロボコン」を経て、平成仮面ライダーシリーズに変わって現在も続いていますが、平成仮面ライダーシリーズも一部見ていました。)
それらは、「夢のクレヨン王国」が始まった後も見続けていましたが、「ふたりはプリキュア Max Heart」以降はプリキュア1本に絞って、現在まで続いてます。

そして、8時30分というと、それ以前まではNHKで「週刊こどもニュース」がやっていた時間という風に自分では認識していて、アニメの方は当時全く見ていませんでした。「週刊こどもニュース」は、池上彰氏がNHK在籍時でお父さん役だった頃ですね。
因みに、当時アニメの方でやっていたのは「花より男子」で、今やドラマ化や映画化がされていますが、テレビ化したのはアニメの方が一番早かったと思います。「花より男子」は対象年齢が違う上に、内容が難しいので殆ど見たことがありませんでした。

今までの生活が覆されて一気に変わったのが9月7日。初等科の2学期が始まる週の日曜日のことで、その日から新しいアニメがやるというのです。
それが、「夢のクレヨン王国」だったのです。

その日は体調が悪くて教会に行けなかったのですが、テレビがつまらないなぁ〜と思って、ふとチャンネルを変えてみたら、面白そうなアニメがやっているので見てみようと思い、その時間はずっと「夢のクレヨン王国」に、シルバー王女に釘付けだったのを今でも覚えています。
それが、日曜朝8時30分アニメとの出会いだったのです。

それから毎週毎週見るようになり、いつしか日曜学校を遅刻するようになりました。
「どうしてもシルバー王女が見たい!!お願いだから、日曜学校に行く前にアニメを見させて!!」
これは、アニメが変わった現在でも全く同じです。どれみが見たい、ナージャが見たい、プリキュアが見たい…という風に。
日曜日となると、第一に教会よりアニメな人間になってしまったわけなんですね。



【日曜朝8時30分アニメを見続けている理由】

さて、そんな自分なわけですが、1999年1月に「夢のクレヨン王国」が終わってもまだまだ視聴は逗まることを知りません。

1999年(当時:小学3年生)…「おジャ魔女どれみ
2000年(小学4年生)…「おジャ魔女どれみ#」
2001年(小学5年生)…「も〜っと! おジャ魔女どれみ
2002年(小学6年生)…「おジャ魔女どれみドッカ〜ン!」
2003年(中学1年生)…「明日のナージャ
2004年(中学2年生)…「ふたりはプリキュア
2005年(中学3年生)…「ふたりはプリキュア Max Heart
2006年(高校1年生)…「ふたりはプリキュア Splash Star
2007年(高校2年生)…「Yes! プリキュア5
2008年(高校3年生)…「Yes! プリキュア5GoGo!」
2009年(大学1年生)…「フレッシュプリキュア!
2010年(大学2年生)…「ハートキャッチプリキュア!
2011年(大学3年生)…「スイートプリキュア♪
2012年(現在:大学4年生)…「スマイルプリキュア!」(2月5日放送開始予定)
※実際は2月から放送開始となるため、付記されている学年は放送年の4月以降の学年となります。

周りの友達でも見ている人はいましたが、いつしか『プリキュアが始まる時に卒業した。』『「ふたりはプリキュア」までは見ていた。』という友達が多くなりました。
今や周りで現在まで生き残っているのは、多分自分だけではないかと思います。
おジャ魔女どれみ」から「ふたりはプリキュア Max Heart」までは、彼女達と同じ年齢でしたが、中学2年生と定められてからは、すっかり彼女達の年齢を超えてしまっていますね。

さて、肝心の見る理由ですが、これは一言で表すとしたら、「それぞれが魅力的で、ヒロインが可愛くて、ストーリーが面白そうだから」といったことでしょうか。
プリキュアになって以降は、上記の要素以外に各代の斬新性やプリキュア達の声優陣がどのような布陣なのか、ということも求めるようになりました。

だって、みんな可愛いじゃないですか。夢があって良いじゃないですか。
石になった親を捜すために旅しながら魔法のアイテムを使って解決したり、魔女に変身したり、母を捜すため孤児院からサーカス団に入って旅したり、伝説の戦士に変身して悪に立ち向かったり…。

実際にはそれ以上に見る理由があります。
それは、彼女達と出会って見つめてきて、自分も勇気を貰えて励まされるわけですよ。どんな困難に出会したとしても、信じていれば乗り越えられるということを教えてくれるんです。
それで、私は彼女達を人生のロールモデルとしているわけです。それは最初からそうしたわけでなく、最近になって気づいたことなんですけどね。


【日曜朝8時30分アニメって?】
私が見始めたのは、1997年9月7日放送開始の「夢のクレヨン王国」からですが、先述したように、それ以前からこの枠はアニメ枠で、私が生まれる前から存在していました。
全てのルーツは、1984年10月に枠移動してきた「とんがり帽子のメモル」に始まります。このアニメは3月に放送開始されており、元々は土曜日の19時から放送されていましたが、再編の関係から枠移動されて、10月放送の第29話から日曜朝8時30分の放送となりました。
この、「とんがり帽子のメモル」が日曜朝8時30分枠アニメ第1号作品となっています。

1984年10月…「とんがり帽子のメモル
1985年…「は〜いステップジュン」
1986年…「メイプルタウン物語
1987年…「新メイプルタウン物語 パームタウン編」
1987年…「ビックリマン
1989年…「新ビックリマン
1990年…「まじかる☆タルるートくん
1992年…「スーパービックリマン
1993年…「GS美神
1994年…「ママレード・ボーイ
1995年…「ご近所物語
1996年…「花より男子

ジャンル分けですが、「とんがり帽子のメモル」から「新メイプルタウン物語」までが女児向けアニメ、「ビックリマン」から「GS美神」までが少年向けアニメ、「ママレード・ボーイ」から「花より男子」までが少女向けのラブストーリー系アニメ(別名:トレンディーアニメ)で、「夢のクレヨン王国」以降現在までが女児向けアニメとなっています。

筆頭スポンサーはほぼ全てバンダイですが、ビックリマンシリーズのみロッテでしたが、バンダイも準スポンサー的な扱いだったようなので、バンダイは全作品提供しているということになります。

因みに、作品毎の主な記録ですが、単独作品としての放送期間は2作目の「は〜いステップジュン」は当枠最短の10ヶ月で終了して、逆に最長は「まじかる☆タルるートくん」の1年9ヶ月です。
視聴率は、最高がこちらも「まじかる☆タルるートくん」で15.9%で、最低は「Yes! プリキュア5GoGo!」第45話の2.9%です。
連続シリーズとして最長はプリキュアシリーズの8年(9年目)、最短はメイプルタウン物語の2年です。


この日曜朝8時30分という枠は、東映アニメーション制作のアニメ枠では史上最長です。アニメは代々と変わっても、アニメ枠自体は28年も続いているというのは凄いことです。ということは、2014年10月7日でちょうど30年になりますね。
もちろん、エイケンの「サザエさん」のように単独で長期間放送されている方がよっぽど凄いかなとは思いますが、時代や視聴者の流れに合わせて作品を変えながらも、同じ時間でアニメ枠を約30年も維持し続けている…ということも凄いことですよ!!

まぁ、後半は本来の話題からは大きく逸脱してしまいましたが、次回の「夢のクレヨン王国」からは、見てきた作品の思い出とか語っていきたいと思いますので、何卒宜しくお願いします。