「2期は糞」の原点はディズニー!?

なかけん。です。


アニメや美少女ゲームで、よく「続編(第2期)は酷い、糞」と言われることが多々あります。
自分の見たアニメの中で言えば「Yes! プリキュア5GoGo!」「涼宮ハルヒの憂鬱(2009年版)」「みなみけ 〜おかわり〜」、プレイした美少女ゲームで言えば「ToHeart2 Another Days」とか、色々と該当します。
中には評価する方もいますが、ファンであってもすこぶる不評であることが多いです。
2期でも良質なクオリティーが維持されているアニメも「CLANNAD 〜AFTER STORY〜」などありますが、そんなには多くはないのではないかと…。


しかし、それは今に始まったことではないと思います。
多分、その始祖はディズニーにあるのではないかと自分は思う。
ディズニーは度々、「リトル・マーメイド」「バンビ」「シンデレラ」「ブラザー・ベア」などの過去に劇場公開した映画に手を加えて、OVAで無駄に続編を乱発していますし、幾度もファンを落胆させています。(中には、「シンデレラ3」などの例外もありますが)
実際に、Amazonでの続編OVAのレビューを見ても☆の数が少ないことが明らかなのですが、事実、自分も見ていて落胆しました。どうしてこうなった、ディズニーはおかしくなってしまったのか…と。
中には、「トイ・ストーリー2」など良い作品もありますが、あれは厳密にはピクサー作品であるため、ここには含めないこととします。

「アニメは、今でも手法的にディズニーと通ずる点がある。」
そう気づいて以降、2期制作決定の一報が流れる度にクオリティー面で半信半疑になって、ディズニーのような有様にならないようにと願うばかりになってしまいました。
まぁ、大半はコケるんですけどね…。
2期が決まる要因としては、グッズやソフトの売上で決まる…要は、ファンがどれぐらいその作品に対して貢いでくれるかというお金の力で決まってしまうわけで、コンテンツ維持という名の金儲けで制作されてしまうということなんですよね。

自分は、そう簡単に調子に乗って2期を制作しないで欲しいなと思います。
涼宮ハルヒの憂鬱」に於ける「エンドレスエイト」の件は相当批判されていましたが、一応原作に沿った演出ということで別と考えて敢えて抜きにして、いくら何でも作り過ぎなのではないかと思います。
確実に制作側が裏切っていて、放送まで期待していたファンを貶めているような気がしてならないんですよね。
だから、安易に制作するのはやめて欲しいなと思うわけです。


因みに、ディズニーの「シンデレラ」3部作(映画版とOVA2作)とアニメ版「みなみけ」(無印、おかわり、おかえり)って、ファンからの評価の高低差が共通しているんですよね。
双方とも偶然なのか、2作目が酷評だったのに対して、3作目では一転して高評価…というほどではないものの、割と良い評価だったということです。

2作目の「シンデレラⅡ」ではシンデレラの元々の設定を無視していますし、「みなみけ おかわり」は脚本が全てを台無しにしていて、新キャラ導入とシリアス調のおかげで台無しになってファンの間では黒歴史化されています。
それに対して、3作目の「シンデレラⅢ 戻された時計の針」ではシンデレラの性格こそ変わっていて最初の映画版を覆す設定ですが、映画版があってこその3でハラハラドキドキさせられますし、「みなみけ おかえり」は前期より圧倒的に良くなっており、第1期を彷彿とさせるテンポに戻りました。

ディズニーと深夜アニメを比べるのはいかがなものかという人もいるかもしれませんが、私は両作とも見ていますし、自分だけかと思ったらファンの評価も似ていたので、比較のし甲斐があると思いました。


ディズニーも各アニメ制作会社も、安易に2期を制作しないことを祈りつつ。
ではでは〜。