週刊こどもニュース。

※この記事は、2011年2月1日のアメーバブログの記事を再掲したものです。


なかけん。です。


テレビ朝日でアニメ「夢のクレヨン王国」が始まって、
そのまま、エスカレーター式にプリキュアに至るまで視聴を続けている前の話。


それまではというと…
実は、毎週日曜日の朝8時30分といったら、
NHKの「週刊こどもニュース」でした。

番組は既に昨年12月19日をもって終了しましたが、未だに記憶に残っている番組で、特に初代お父さん役をやっていた、当時NHK記者だった池上彰さんには何度お世話になったことか。
NHKを退社して、民放局に引っ張りだこになって…今でも「そうだったのか!池上彰の学べるニュース」(テレビ朝日)を見る度、こどもニュースを思い起こさせる当時と変わらない解説口調で、佐藤弘道さんが「お兄さん」なのと同様、現在でも「お父さん」と呼んでいます。

特に、「世の中まとめて一週間」の中で、わかりにくいキーワードをお父さんが解説してくれる「今週の大ハテナ」というコーナーが印象に残っていて、池上さんの解説スタイルは、まさにこの時から始まったといっても過言ではないです。

毎回巨大な模型を使って解説するのですが、時には株について説明した時はカブを持ってくるといったダジャレを利かせたような解説や、総会屋について紙芝居で説明した時には「社長さんは今でもおねしょをしている」といった面白いコントをしながら解説したりするなど、当時まさに子供だった自分にとってもわかりやすく且つ惹かれる解説でした。
その「週刊こどもニュース」の民放版と言えるのが、テレビ朝日の「ニュースステーション」ですが、「ニュースステーション」の方は人形で政治家を作ったり、数を積み木で表したりしていましたね。
本来の視聴者層である子供以外に、制作局のNHKのみならず財界の方たちの間でも話題になるほどだったようです。

本放送中は、講談社の「これが『週刊こどもニュース』だ!」という番組の製作裏話や苦労話を綴った書籍も買いましたし、母子揃って池上さんの著書は読んだ身でした。

自分の視聴期間としては、結果的に合計4期にわたりました。
冒頭に述べた、1997年8月までの日曜朝8時30分枠が第1期。
土曜夜に枠移動した2000年〜2004年までの第2期。
池上さん卒業後、2007年の一時期(第3期)と2009年の一時期(第4期)でした。


今年3月31日をもって、池上さんは執筆活動に専念するため、全てのテレビ番組やラジオ番組を降板することが決まりました。池上さんは、「ニュースを分かりやすく解説する番組が増えてきた。私の役割は終わった。今後はいちジャーナリストに戻ります」とコメントしていました。
週刊こどもニュース」の視聴当時から現在の「そうだったのか!池上彰の学べるニュース」まで、テレビを通して沢山のことを教わりましたし、「週刊こどもニュース」はニュースにも関心を持つようになったきっかけにもなりました。
改めて、「週刊こどもニュース」にも、勿論池上さんにも、ありがとうと言いたいですね。