お気に入りアニメランキング。

「200ANIMES 〜アニメ見続け20ッス!!〜 1992-2012」プロジェクト記事第1弾!!
これから不定期にて、ゆっくり更新すると思います。


今回は、「20年間見てきた中で、お気に入りアニメランキング」です。
当初はなかった項目ですが、新たに追加しました。
今まで視聴してきた200本以上のアニメの中で、印象深く更に思い入れも深いアニメを選び、ランキング化しました。

自分の好きなジャンルは魔法少女、バトルヒロインなので殆ど
古い作品と近年の作品を均等に分けた心算ですが、偏ってたらごめんなさい。
各作品、総評を書いてポイントを付けます。


第10位…新世紀エヴァンゲリオン(1995年〜1996年)

ご存知、ガイナックス制作の、社会現象を巻き起こしたSFアニメでオリジナルアニメ。
2007年〜はカラーによって新劇場版が制作され、リバイバルブームに。
放映から16年経っても未だに人気は衰えず、パチンコで新規に知ってアニメを見たという方もいらっしゃるほど。(個人的にアニメのパチンコ化には反対なのですが…)
こういった哲学的なアニメは好きではなく、またリアルタイム当時は5歳であったがために、長年トラウマの種になっていました。
しかし、高校時代に親友が布教&克服を強制されたお陰で、遅ればせながら新劇場版を機にエヴァに対する見方を一変させることができ、今まで嫌いだった作品がお気に入り作品へと覆すことができました。
自分が信仰しているキリスト教の聖書を題材にしていて(主に旧約聖書の創世記や出エジプト記からの引用が多い)身近であると気づいたこと、改めて視聴してみて主人公の内面と現実世界がシンクロした深い作品なんだなと感じたこと、テレビシリーズと映画版を通して複雑な伏線が回収されていて凄い作品だと感じたことなどで、再評価につながりました。

第9位…ギャラクシーエンジェル(2001年〜2004年)

ブロッコリーが展開したメディアミックス企画「Project G.A.」のアニメ版。
後にゲーム版が発売されましたが、後述する「探偵オペラミルキィホームズ」同様、アニメ版とゲーム版ではストーリーも、キャラクターの性格も大きく異なるものでした。
かなりくだらないドタバタ劇とナンセンスなギャグが満載で、前回では取り返しの付かない展開になっていたのに、次回は何もなかったかのように始まる…というのが、もうね。(笑)

第8位…ポケットモンスター(1997年〜2002年)

現在でも放送されていますが、ここでは1997年4月〜2002年3月まで放送された初代シリーズを指します。
ゲームの「ポケットモンスター」を原作としたアニメで、それ以前からもそうでしたが、アニメ放映を機に大ブームを巻き起こしました。
1997年12月16日に放映された「でんのうせんしポリゴン▼」は視聴していた子供や大人が気分が悪くなったり、病院に搬送されたりしたため放送休止となり、「ポケモンショック」と呼ばれました。当時小学1年生でしたがリアルタイムで見ていて、気分が悪くなったということはなかったのですが、この回の放映直後にニュースで取り上げられて批判されたことや、翌1998年4月16日の再開時の矢玉みゆきアナウンサー(現・白石海夕希)の挨拶は今でも覚えています。
もちろん「でんのうせんしポリゴン▼」以外にも、劇場版ポケットモンスターシリーズ(「結晶塔の帝王 ENTEI」まで)、タケシからケンジに交代してラプラスが頻繁に活躍していたような気がするオレンジ諸島編のシリーズ、そして新しいポケモンが追加された金銀シリーズの一部の回も覚えています。
あまり細かい記憶はないのですが、ゲームとアニメ双方で長期に熱狂的にハマって、かつ単独の作品で5年間も視聴していたのは数少ないと思います。
ポケモンマスターを目指すサトシ、ツッコミ役のカスミ、きれいなお姉さんに見とれて我を忘れてカスミに引っ張られていくタケシ、固い絆で結ばれたピカチュウ、心優しきオーキド博士など…懐かしいですね。
ポケモンの数は未だに151匹しか完全に暗記していなくて、あとは+α気味で若干覚えています。
因みに、当時も現在も、一番好きなポケモンピカチュウです。

第7位…魔法少女リリカルなのは(2004年)

後述するプリキュアから8ヶ月後の2004年10月、深夜アニメにも革命が起きました。
実は美少女ゲーム(「とらいあんぐるハート」)のおまけシナリオが原作ながら、中身は全く違うというアニメ…それが「魔法少女リリカルなのは」です。
当時は美少女ゲームが原作だなんて知らず、「ivory」も(東映アニメーション東堂いづみのように)制作会社の擬人ネームだと思い込んでいました。(因みに、本当の事実を知ることになるのは4年後に18歳になった頃で、事実を知ってから原作ゲームを含む「とらいあんぐるハート DVD EDITION」を購入しました。)
そういうのは蛇足として置いておくとして、内容面ではプリキュアと同じく、とにかく魔法少女なのに魔法少女じゃない…女の子が少年アニメのように熱く激しい魔法バトルに惹きこまれ、登場人物の事情を深く掘り下げる人間描写に涙し、結果的に一ジャンルの常識を覆すアニメとなりました。

第6位…魔法少女まどか☆マギカ(2011年)

今まで演出で嫌悪していたシャフトでしたが、自分が好きなジャンルのオリジナルアニメをやるということで、放映前に公式ホームページで公開されているイラストやキャラクターと声優、あらすじに惹かれたことも合わせて、視聴することに決めました。
しかし、キャラクターデザイン原案になった蒼樹うめ先生は何となく「ひだまりスケッチ」は聞いたことがあるしキャラクターも見たことがあるけどアニメは見たことがない、シリーズ構成になったニトロプラス虚淵玄氏は聞いたことがなく作品も知らないなど、スタッフに対する予備知識がなかったことが災いし、放映後に衝撃を受けてトラウマを抱くことになったり、後悔したりすることになります。
今までの作品で曖昧だった魔法少女という存在を明確にし、また魔法少女となった者は魔女との戦いに於いて敗退になると死を迎える結末となるなど、物語が進むにつれて当初予想していたこととは違う展開を見せて、段々シリアスさを超してダークさが目立つようになっていきました。
次々と消えて行く魔法少女たち、輪廻していたほむらの記憶、物語が進んでも魔法少女にならずに躊躇い続けるまどか、そんなまどかに対して「まどかの内には壮大な可能性が秘めている」ということを信じて止めずに執拗に魔法少女になるための契約を迫る生物キュゥべぇなど、暗い作風を持つ魔法少女アニメということ自体が非常に斬新で、「ふたりはプリキュア」とは全く反対の意味なのに、それ以来の衝撃を受けたアニメでした。
結果として、シャフト作品では初めて全話視聴したアニメで、且つ放送直後に早速Blu-rayを購入するという事態になるなど、自分史上「異例」づくしとなったアニメになりました。

第5位…ストライクウィッチーズ(2008年/2010年)

「パンツじゃないから恥ずかしくないもん!」…こんな衝撃的なキャッチコピーを引っさげて颯爽と登場したアニメが、「ストライクウィッチーズ」です。メカ少女という、(私が見た限りでは)珍しいジャンルの作品となりますが、広義的にはメカ少女も魔法少女の一種という位置づけになるでしょう。
このアニメは、外見の服装や登場人物の多さなどがネックとなって賛否両論あって、見る人を選ぶアニメなのではないかと思いますが(実際に反感している方もいるので)、私は好きな方ですし、1クールながら見事に11人のウィッチ達のストーリーを掘り下げられているのではないかと思います。
キャラクターは可愛いですし、そのキャラクター達の名前やイメージも「探偵オペラ ミルキィホームズ」のように実在したエース・パイロットをモデルにしていて、登場人物の武器などにも劇中に随所ミリタリーマニアが喜びそうなマニアックなネタも仕込まれているなど、媚を売っているアニメのように見えて、細かいところでクオリティが高いです。(笑)
あとは、何と言っても空中戦はCGを使用しているということもあってか凄いと思わせ、また爽快感があるので、見ていて楽しいです。(無意味な下からのアングルには突っ込みたくなりますが…)
因みに、好きなキャラクターは迷うのですが、やはり主人公の宮藤芳佳ちゃんでしょうかね。次点でサーニャちゃんが好きです。(ともにアルター製のフィギュアも持っています。)

第4位…探偵オペラ ミルキィホームズ(2010年)

ブロッコリーを退社した木谷高明氏が新たに設立したブシロードが展開する、メディアミックス企画「Project MILKY HOLMES」のアニメ版。
前述した「ギャラクシーエンジェル」と同じく、アニメ版とゲーム版では大きく異なった設定、アニメ版はギャグ方面へエスカレートしていったことから、自分の中では「現代のギャラクシーエンジェル」としています。
実際の劇中でのシャーロック率いるミルキィホームズやこころちゃん率いるG4達、またアルセーヌ率いる怪盗帝国達の暴走したノリも総じて「ギャラクシーエンジェル」を彷彿とさせるマジキチさでした。
キャラクター達も可愛く、自分が好きなキャラクターはシャロちゃん(シャーロック)、エリーさん、ココロちゃん(明智小衣)、遠山咲ちゃんの4人でした。
また、「空の境界」で有名な奈須きのこさんがハマってニトロプラス虚淵玄さんに布教したアニメでもありました。
奈須さんの言葉をそのまま借りれば、「ギャラクシーエンジェルの神回の時のクオリティとか、それらが25分ぶっ続けで再生される、ダメ人間にとってご褒美のようなアニメ」です。
こんなアニメは本当に久しぶりで、中毒になるほどハマってしまった挙句Blu-rayを全巻買い揃え、ドラマCDが同梱されているオフィシャルファンブックも購入してしまいました。

第3位…カードキャプターさくら(1998年〜2000年)

CLAMPの代表作で、NHKアニメに革命をもたらしたアニメと言っても過言ではないです。
当初民放での放送を想定してパイロットフィルムが制作されましたが、実際はNHKのBSで放送されて、CCさくら効果で契約者数が倍増したという伝説が残っています。
基本は「トラブルをカードを使って解決する」という話で成り立っていますが、各話で登場するカード1枚1枚の特徴がわかりやすく表現されていて、アニメで後半戦にあたるさくらカード編は、今まで手に入れたカードを使ってどう問題を解決するかという話の展開に変わりましたが、それでも見ていて飽きませんでした。
また、登場人物も魅力的なキャラクターが多く、敵キャラクターが出てきても実は心の奥では温かい心を持っているというのは、見ていて気持ちが良かったですね。
また、TVシリーズの歴代オープニングやエンディング・BGM、劇場版のオープニング・エンディング・BGMなどといった音楽面もハイクオリティで、外れがありませんでした。
今改めて見ると、ストーリー、各話構成、作画、音楽…どれをとっても抜かりなく制作してあるんだなと感じることができた作品だったのではないかと思います。

第2位…ジュエルペット てぃんくる☆(2010年)

今まで、サンリオアニメは「キティズパラダイス」枠内のアニメと「おねがいマイメロディ」と「チリンの鈴」ぐらいしか見ておらず、テレビアニメとしては「おねがいマイメロディ」以来5年ぶりとなるサンリオアニメが、この「ジュエルペット てぃんくる☆」となりました。(※「おねがいマイメロディ」の第2期くるくるシャッフル、第3期すっきり♪、第4期きららっ★及び「ジュエルペット」第1期は視聴できませんでした。)
この「ジュエルペット てぃんくる☆」は、先述した「ジュエルペット」のアニメ版2作目です。
当初は注目していなかったのですが、ちょうど私の通っている大学に「サンリオピューロランドゼミ」があって在籍を決めていたことや、またコミックマーケットでの「ハローキティといっしょ!」を通じてサンリオに対する再評価をしようとしたところに、このアニメが飛び込んできました。
特に何と言っても、キャラクターデザインを始めとした一部のスタッフの方が「ななついろ★ドロップス」出身ということもあってか、人間(劇中ではレアレアと呼ばれるので以下レアレア)のキャラクターのあかりちゃん・ミリアちゃん・沙羅ちゃんの3人が深夜アニメの絵柄っぽく可愛く魅力的に描かれていています。これは今までのサンリオアニメにはなかったことであり、斬新だと感じました。
ストーリーとしては、レアレアのあかりちゃん達と共にするパートナーのジュエルペット達、そして取り巻く仲間達に支えられながら、立派な魔法使いを目指すという物語です。
作品を通してあかりちゃん達がパートナージュエルペット達、仲間達が成長する姿は見ていて心が温まり、感動します。
アバンでジュエルペットのルビーが「女の子は誰でもステキな魔法使い!」とあるように、アニメの中のあかりちゃん達だけが持っている特別なモノではなく、女の子も男の子も大人も子供も…作品を見ているみんながキラキラと輝く魔法のような心を持っているんだよと語りかけて教えてくれるメッセージ性を持った作品なんだと知った時、思わず感激して涙しました。

第1位…ふたりはプリキュア(2004年)、プリキュアシリーズ(2004年〜現在)

今までも、テレビ朝日系日曜朝8時30分のアニメは「夢のクレヨン王国」の時代から見てきていますが、初っ端から一番衝撃を受けたのは、この「ふたりはプリキュア」でした。
日曜朝を変えた革命的なアニメであり、今までの「美少女戦士セーラームーン」などにおける戦闘美少女像を根底から覆したアニメであり、変身後の衣装が黒と白という斬新なカラーリングであることや物語の展開の早さ、女の子が敵と拳と拳で語り合う「ドラゴンボール」のような戦闘シーンに、度肝を抜かれました。
時期的にも、妹につられて「美少女戦士セーラームーン」の再放送を見終わってから翌年のことであり、丁度今まで興味がなかったバトルヒロインというジャンルに興味を持ち始めた時だったために、この「ふたりはプリキュア」並びに「プリキュアシリーズ」は、私にとってドンピシャな作品シリーズとなりました。
現在でもシリーズ8作目「スイートプリキュア♪」が放送中で引き続き見ていますが、パワーにしてもインパクトにしても話のテンポにしても、(慣れきってしまったために)やはり初代が一番ではないかと思っています。
またシリーズを通して言うと、プリキュアの核となる「絶対にあきらめない!!」という言葉は、何度も励まされ元気づけられ勇気づけられました。プリキュア達の頑張りに自分もアクションするようになり、また作品の視聴を通じて性格もプリキュア達のように粘り強い性格に変わりました。
プリキュアは、自分にとってはただ単に視聴してはい終わりというだけの作品ではなく、シリーズを通して自己の内面や性格までも一変させた、自己に多大なる影響を与えた唯一のアニメです。
一作一作全力で応援することで、(プリキュアにはなれないけれど)自分もプリキュアのように強くなりたいと思えるようになることで、7作目のつぼみのように自分を変えることができました。
結果的に、この2004年という年は、私にとって特別な1年となりました。



というわけで、アニメの内容だけでなく経験談(?)も加えて語ってしまったアニメもありましたが、この他にも好きなアニメは勿論まだまだあります…が、ベスト10に絞ったらこうなるかなという感じです。
結果のところ、偏ってしまいましたが…。(笑)

沢山のアニメに対して出会いと別れを繰り返してきた中で、アニメから学んだことも多くありましたし、アニメから人生にリンクさせたアニメもあるなど、今や視聴だけに留まらないレベルにまで達しました。
何だかんだいって、自分が好きなアニメに受ける影響力って凄いものがあるんだなと実感しました。