潰れた企業と出身者。

なかけん。です。


会社が潰れると、インパクトの強いものはいつまで経っても憶えているんだなと感じます。
以下、自分が憶えている潰れた企業(会社更生法や破産法を適用されて消滅した企業)を記載します。


【主な潰れた企業】
1996年……日栄[現:ロプロ]
1997年……山一證券北海道拓殖銀行ヤオハン
1998年……日本長期信用銀行コンパイルアスキー
1999年……ヒューマン
2001年……マイカル、SNK
2002年……雪印食品、マルフク、ココナッツジャパンエンターテイメント
2005年……平成電電日本テレワーク
2006年……アステル近未來通信
2007年……カネボウ日本郵政公社[現:日本郵政]、日本テレネット、ナカウラ、サトームセン
2008年……生産技術、グッドウィル・グループリーマン・ブラザーズ
2009年……穴吹工務店新光証券
2010年……さくらや日本航空インターナショナル[現:日本航空]、ウィルコムアバンギャルド
2011年……林原、安愚楽牧場
2012年……ライブドア[現:データホテル]

こうして見ると結構あって、意外と多くの企業が潰れているものです。
潰れる原因としては、不正や違反をしてしまった、財政悪化など多種多様です。
山一證券」「日本長期信用銀行」「マイカル」「雪印食品」「グッドウィル・グループ」「リーマン・ブラザーズ」「日本テレワーク」「ライブドア」「日本航空インターナショナル」「安愚楽牧場」のように、不祥事などにおける経営破綻がテレビで大々的に報じられて有名な事例もあれば、「生産技術」「林原」「アスキー」「新光証券」「マルフク」などのようにいつの間にか経営破綻してしまった企業もありました。
特に、「生産技術」「林原」「新光証券」はテレビCMや本社でお馴染み、「マルフク」はホーロー看板で有名なので、どちらもちょっと衝撃を受けましたね。
そんな潰れた企業の中でも、現在大成している出身者もいるようです。


【潰れた企業の主な出身者】
木谷高明氏(山一證券)
1994年に山一證券退社後、ブロッコリーを設立。その後、ブシロードを新たに設立して現在はブシロード代表取締役社長。
デ・ジ・キャラット」、「ギャラクシーエンジェル」、「探偵オペラ ミルキィホームズ」を手掛けた方です。因みに、それぞれアニメ版の内容がカオスで衝撃的ですが、企画者の経歴も証券会社からアニメ関連業界へ、しかもそれが山一證券なんて…山一證券倒産当時衝撃を受けて、ここでも衝撃を受けて…まさにカオスですね。

■野澤正平氏(山一證券)
山一證券の最後の代表取締役社長で、破綻での自主廃業時の会見で「みんな私らが悪いんであって、社員は悪くありませんから!」という発言でも有名になりました。
その後、シリコンコンテンツ会長やインフォシークの顧問を経て、センチュリー証券[現:日産センチュリー証券]の社長に就任して証券業界に復帰していました。


仁井谷正充氏(コンパイル)

コンパイルの創業者。
コンパイル倒産後、アイキに移籍したもののアイキ自体も2003年に解散。
その後、デジタルエンターテインメントアカデミーや代々木アニメーション学院で講師を務めていました。


武内崇氏(コンパイル)

コンパイル退社後、TYPE-MOONブランドを展開する有限会社ノーツの代表取締役になっています。
代表作に「MELTY BLOOD」、「Fate/stay night」、「空の境界」、「TAKE-MOON」(Carnival Phantasm)などがあります。

堀江貴文氏(ライブドア)
ライブドア元代表取締役社長で、現在はSNSオーナー兼従業員とのことです。
2006年1月23日に逮捕後も、ニコニコ動画などのメディアやニコニコミュージカルの舞台「クリスマス・キャロル」にも出演していました。


やはり何人かはいますが、有名になった社員や社長の事例は、そこまで多くはないようですね。
自分の知る限りではありますが…。


有名な大手企業がまさかの倒産をすることもあれば、ネットで急成長した中小企業がいきなり倒産してしまうこともあるので、世の中本当によくわからないものです。
一旦不祥事を犯してしまうと、社会からの信頼が得られなくなって最終的には経営破綻…怖いものです。
個人的には、中小企業でもネット関係はかなり危ういと思います。
ライブドアに於けるニッポン放送やフジテレビ買収問題もそうでしたが、楽天DeNAも本来の分野から飛び出して球団を運営するという事業に乗り出しているのを見ると、ネット関係の企業って私利私欲に走っているのではないかと感じます。
ファンではないですが、球団の将来が不安でなりません。
今、この他に乗りに乗ってるGREEなんかも、ヤバい気がしてなりません。
粉飾決算が取り沙汰されているオリンパス、背任事件で問題になっている大王製紙が今後どうなっていくのかも不安です。

名前も知らない中小企業、パッと出てきてCMを流している中小企業、ブラックな噂が流れている大手企業、経営悪化が顕著になっている企業には、今後注意していきたいと思います。